December 08, 2005

◆アレキサンダー (オリバー・ストーン)

くるっぱー的採点板:[★★★☆☆]

B0007D3NIGDVD:アレキサンダー プレミアム・エディション
→ Amazonで詳しく見る

2004年/アメリカ
監督:オリバー・ストーン
出演:コリン・ファレル 、アンジェリーナ・ジョリー
   ヴァル・キルマー 、アンソニー・ホプキンス
   ジャレッド・レトー  他
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ラジー賞たくさんもらっちゃったぜ!な
超大作にして超ずっこけ歴史スペクタクル・・・という話を聞いて
おりましたので、暇ができたら見よう と思ってましたら
風邪とぎっくり腰で寝込む羽目になりまして。

暇ができたので、見ましたよ。


どうでしょうか!世間ではお金に困っている人が、
わらわらいるというのに、
かなりな勢いでオリヴァー・ストーンがお金を湯水のように使ってますが!
あえていうなら、ドブに捨ててますが!!

でもこの「無駄遣い」な感じが歴史大作の醍醐味だったりも
するんですね。これでお金かけてなかったらどうしようもないつうかな。

私は歴史物が好きで、二度と見ることのできない昔の世界を
空想してはうっとりするのが趣味でもありますので
CGだろうがなんだろうが、古代の街なみや風俗を再現されると
それだけでわくわくして
「オリヴァー、無駄遣いありがとう、けっこういいわね~」と
アレキサンドリアの風景や、怒涛のガウガメラの闘い、
象さんぱおーんなインドでの闘いなど、それなりに楽しめたのですが
そういうのより「ドラマ」を期待するむきにはいささか辛いかも。

なぜなら

Continue reading "◆アレキサンダー (オリバー・ストーン)"

| | Comments (3) | TrackBack (3)

December 03, 2005

◆ラストエンペラー (ベルナルド・ベルトルッチ)

ヤココ的採点板:[★★★★☆]

B0001CSB80DVD:ラストエンペラー
→ Amazonで詳しく見る


サントラCD:ラスト・エンペラー/坂本龍一

1987年/イギリス、中国、イタリア
監督:アンソニー・ミンゲラ
音楽:坂本龍一、デヴィッド・バーン、スー・ソン
出演:ジョン・ローン、ジョアン・チェン、
   ピーター・オトゥール、坂本龍一

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
なぜ今さら『ラストエンペラー』かといえば
最近、ワタシの大好きなマンガ家、鳩山郁子の新刊
シューメイカー」を入手したためで、さかのぼって
元シリーズの「カストラチュラ」も読みなおしたりして。
纏足・去勢の中国宮廷歌手をめぐる、時空を超えた不思議な話で
男色や人肉食などどぎついネタ満載な割に
読み口は低温で繊細、絵も話も壊れそうに端正で美しく
とってもおもしろいですよ。鳩山作品はハズレがありません。

というわけで、何となく革命の中国気分になったもので、
ここは豪華に『ラストエンペラー』でも、と。
そういえば公開当時、家族で劇場に観に行きました。
小学生だったので、あんまりストーリーとかはわからなくて、
あの色彩が発する官能や、溥儀が手首を切った時に広がる
血の色なんかがえらく印象的だったことを覚えています。
通しで観たのはその時以来、なんと18年ぶり!
でもテレビでも良くやっててパーツパーツは頭に入ってるし、
何となく「改めて見ることもない作品」になってたのですが。

キャストもストーリーも音楽もお金も紫禁城も衣装も尺も
なんでもかんでも壮大にお送りされる本作、
ふむふむ。やっぱり、手堅くおもしろいですよね。でも
のめりこめるかといえばそうでもなかった。なんでだ。

Continue reading "◆ラストエンペラー (ベルナルド・ベルトルッチ)"

| | Comments (4) | TrackBack (0)

November 20, 2005

◆アリス (ヤン・シュヴァンクマイエル)

ヤココ的採点板:[★★★★★]

B00077DAYEDVD:ヤン・シュヴァンクマイエル アリス
→ Amazonで詳しく見る


原作本:不思議の国のアリス/ルイス・キャロル著 高橋康也訳

1988年/チェコスロバキア
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
原作:ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」
出演:クリスティーナ・コホトバ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
シュヴァンクマイエルのなにが好きかって
モチーフの持つ質感や触感が、極端に拡げられたようなところ。
モノ自体はとくに目新しいものではなく、日常的に目にするような
食べ物や使い込まれたお道具の数々。しかし大写しになる
それらから漂う匂いは、強烈に魔力的ですらある。
しかも生理的には「いやだなあ」と思う反面、どうも懐かしい。

なんでこんなに感覚に訴えてくるのかなあと
思いを巡らせてみると、カメラの切り取り方が何となく、
小さいコドモだった頃の物の見方や触覚体験に近い…
のかもしれません。美醜や善悪の判断力がまだない、
よってお花だろうがウンコだろうが顔を近づけて、
等しくまじまじと見る目線というのでしょうか。

小箱のすみっこにたまるホコリやら、
どうやっても開かないカンのフタや立てつけの悪い引き出し、
必ず手に付くジャムのびんのベタベタ、
ほつれをハサミで切ろうとして穴をあけた人形のお洋服、
濡れて冷たいのに穿きかえない汚れた靴下、
道に落ちてるお菓子、柱の模様、石ころ、土くれ、ガラス片、

そんなものを至近距離で触ったりじっくりじっくり見つめた遠い記憶。そういや大人になると、くっつくぐらい顔近づけてまじまじ眺める事なんて減るもんね。ワタシが最近じっくり見たのは キラキラ光る石がついた小さい輪っかぐらいですよ、ほほほほ。
でも小さい頃は、切った爪とか、水のりを丸めて作ったネチネチしたものとかも溜めこんでは愛でており、時には舐めちゃったりして。うぅ、忘れよーとしているもっとこわい事もあるに違いない。

で、本作『アリス』です。
「不思議の国のアリス」シュヴァンクマイエル版、
これぞコドモの頃のオブセッションの集大成。

Continue reading "◆アリス (ヤン・シュヴァンクマイエル)"

| | Comments (1) | TrackBack (2)

November 17, 2005

◆我が家の楽園 (フランク・キャプラ)

くるっぱー的採点板:[★★★☆☆]

B00008BDH7DVD我が家の楽園
→ Amazonで詳しく見る

1938年/アメリカ
監督:フランク・キャプラ
出演:ジェームズ・スチュワート 、エドワード・アーノルド
    ジーン・アーサー 、ライオネル・バリモア
    アン・ミラー

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<注!!ネタばれあり!!>

1938年度アカデミー賞作品・監督賞受賞。
アメリカの良心と呼ばれるフランク・キャプラ監督の作品。

銀行家にして大富豪のカービーが工場拡大のため
用地買収を行おうとするも、とある変わり者一家が
土地を売らないのでなかなかうまく事が運ばない。
ところがカービーの息子、トニーの秘書であり恋人だったのは
そんな変わり者一家の娘アリスだったのだ。
トニーはアリスの一家に会って感動、このよさを両親にわかって
もらいたいと思い、両家の出会いの場をセッティングする。
しかし、予定どおりの日に訪れれば、かしこまったおもてなしの
準備をされてしまい、自分の金持ち両親には
この変わり者一家の本当のよさがわかるまいと
トニーはわざと一日間違えてアリスの家へ訪れる。

そして起こった大騒動・・・・・

って、巨匠の作品に対してこういうのなんですけれども
本当に「変わり者」一家なんですが!!!わっはっはっは。

Continue reading "◆我が家の楽園 (フランク・キャプラ)"

| | Comments (1) | TrackBack (1)

November 11, 2005

◆ティファニーで朝食を (ブレイク・エドワーズ)

ヤココ的採点板:[★★★★☆]

B000B84MB4DVD:ティファニーで朝食を
→ Amazonで詳しく見る


原作小説:ティファニーで朝食を/トルーマン・カポーティ
サントラCD:「ティファニーで朝食を」オリジナル・サウンドトラック(紙ジャケット仕様)/ヘンリー・マンシーニ

1961年/アメリカ
監督:ブレイク・エドワーズ
原作:トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」
出演:オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード
   ミッキー・ルーニー、パトリシア・ニール

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ガラクタ捨てれば自分が見える』というお片づけ本を
くるっぱーから借りて以来、猛烈なお部屋の大掃除を敢行中の
ワタシでありますが(コレはほんとに目からウロコ本です)、
買ったはいいが読んでない本が山盛り出てきてしまい。
この際、端から読んでく事に決めました。
カポーティの『ティファニーで朝食を』も、埋もれてた未読本。

ついでにDVDも借りてきて、映画を見てから
本を読んだわけですが。こうして改めて観てみると、
というか原作と見くらべると、うーーーぬ!!
ヘップバーンが良すぎるだけに、実にもったいない!!!
映画は映画、本は本。別物なのでこういう見方は不本意ですが…
映画は、たしかにちっちゃい宝石箱みたいなかわいさがあるんだが
原作の放つ光が眩しすぎ、どうも彼女がこぢんまり見えてしまう。
小説のミス・ホリー・ゴライトリーは永遠の自由なトラベラー。
ところが本作では、「幸せはすぐ側にあった」っつー、
青い鳥的ささやかなハッピーエンド…女は結局結婚よ、と。

この時代じゃしょうがなかったんでしょうかのぅ・・・。

Continue reading "◆ティファニーで朝食を (ブレイク・エドワーズ)"

| | Comments (6) | TrackBack (0)

October 26, 2005

◆キング・アーサー (アントワン・フークア)

ヤココ的採点板:[☆☆☆☆☆]

B0002U8NOSDVD:キング・アーサー ディレクターズ・カット版
→ Amazonで詳しく見る

2004年/アメリカ
監督:アントワン・フークア
出演:クライヴ・オーウェン、キーラ・ナイトレイ、
   ヨアン・グリフィス

official site
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ぬぁあああんじゃこりゃあ!
あまりのつまんなさに、つっこみどころもないでげした。
名誉の★0コでございます。

って・・・ヤココですおひさしぶりです。
数ヶ月、本業で忙殺されており映画も見れなかった始末でして。
だからというわけでもないのですが★0コです。
貴重な映画タイムを駄作に割いてしまいましたとさ。

なんですか、この頃ちょうどこの手が流行りましたもんで
それで作っちゃった、てかんじでしょーかね。
ちょうど『トロイ』と同時期公開だったもんでブラピ様のお姿にくすんで、こっちはもともと二流臭が漂っていましたが

あけてみるとこれまた。大体キャストがいかん。
アーサー王はくずれた役所広司みたいでちっともかっこよくないし
ギネヴィアはアゴのしゃくれたアンジェリーナ・ジョリーのようで
脇役騎士、ボースはふとったブルース・ウィリス?
出てる俳優みんなどっかで見たようなニセ者 ってかんじでのう
びみょう!!!どうせ二流ならもっとこう冒険してっつか、
見たことないようなイイ顔の二流役者で勝負してくれれば!

ドラマも何かちゃっちいのよなあ。
クライマックス、アーサーが一人で敵に立ち向かうところも
ぷ。。広司ったら。。。って思っちゃったし
開放された騎士達がとってつけたよに駆けつけるのもお寒いし
語り手?であるはずのランスロットも
美青年の割に、なんでかとっても薄〜〜いし・・
アーサー王のお話がこんなんつまんなくなったのは
何なのかしら。手間暇かけてそーでしたが
まじめに大作にしよーとしてシリアスな分、
ほんっとしょぼかったですよ。ラスト結婚式も鳥肌もんです。

ま こんなもんかなと思ったらこんなもんだった、
てことで特に失望なし。


【ヤココ】

| | Comments (6) | TrackBack (2)

October 20, 2005

◆ゴッド・アンド・モンスター (ビル・コンドン)

くるっぱー的採点板:〔★★★★☆]

B0000CCNG2DVD:ゴッド・アンド・モンスター
→ Amazonで詳しく見る

1998年 アメリカ
監督: ビル・コンドン
出演:イアン・マッケラン 、ブレンダン・フレイザー
    リン・レッドグレーヴ 、ロリータ・ダヴィドヴィッチ
    デヴィッド・デュークス

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
内容を知らずに見始めたこの映画、なんとタイムリーな!
というのも、この映画は
最近観た、「フランケンシュタイン」の監督
ジェームス・ホエール氏の死にまつわる映画だったのです。
びっくらこいた~。

正確に言うと実際のホエール氏の死にまつわる謎についてを
想像で描いたフィクション小説の映画化だそうですが
生と死、若さと老い、エロスとアガペーについてを
一人の天才の晩年を描くことで、静かに問い直してくるような
映画でした。

イアン・マッケランが実にうまい。

Continue reading "◆ゴッド・アンド・モンスター (ビル・コンドン)"

| | Comments (0) | TrackBack (2)

September 30, 2005

◆ヴァン・ヘルシング (スティーヴン・ソマーズ)

くるっぱー的採点板:〔★★☆☆☆]

B000AJOFF2DVD:ヴァン・ヘルシング
→ Amazonで詳しく見る

2004年 アメリカ
監督: スティーヴン・ソマーズ
出演: ヒュー・ジャックマン 、ケイト・ベッキンセイル
    リチャード・ロクスバーグ 、デヴィッド・ウェンハム
    シュラー・ヘンズリー

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<注!!ネタばれあり!!>

お祭り映画、家族と一緒に楽しみながら と思えば
星みっつ というところなのですが
怪奇映画ファンの大人(←ワタクシのことですが。)が
まったりゆったり、楽しみたいと思ってみたわけなので、
ちょいと辛口で、星二つ。

何故に、いにしえのモンスターたちの話が
いつまでもいつまでも愛されるか。
それは、彼ら異形の怪物たちが、哀しみをまとい
憂いを含み、気品にあふれ、エロスに満ちているからでしょう。

そう ただの退治されるノータリンの怪物ではなく
恐るべき、あるいは切ない運命に翻弄され、人々に
忌み嫌われつつ、切々と己が魂の叫びを
恐怖と共に人にもたらす、そんな孤高の魅力ある輩だからです。

で、ヴァン・ヘルシングに出てくるモンスターやらなんやら。
なまぐさいんですが。
って 主にドラキュラ伯爵についてそう思ったんですが。

Continue reading "◆ヴァン・ヘルシング (スティーヴン・ソマーズ)"

| | Comments (12) | TrackBack (2)

March 26, 2005

◆リーグ・オブ・レジェンド (スティーヴン・ノリントン)

くるっぱー的採点板:〔★★★☆☆]

DVD:リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた闘い
→ Amazonで詳しく見る

2003年 アメリカ/ドイツ
監督:スティーヴン・ノリントン
出演:ショーン・コネリー 、スチュアート・タウンゼント
    ペータ・ウィルソン 、シェーン・ウェスト 、トニー・カラン

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
春休みだし、気楽に見ようぜ特集!

などしているつもりはないのですが、今回も
気楽に楽しめる娯楽作。
ワタクシも脳を休めたい春うらら、なわけですね。
花粉症であまり落ち着いて画面に集中できないから とも
言いますが。へくちん。

そんなわけで、超人集団のアクション活劇、
けっこう素直に楽しみました。

・透明人間
・ジキル博士とハイド氏
・トム・ソーヤー
・ヴァンパイア ミナ
・ネモ船長
・ドリアン・グレイ
・冒険家アラン・クォーターメイン

と、いった有名な小説の登場人物が一丸となって悪のファントムの
野望を打ち崩す!アクションあり、裏切りあり、ラブちょっとあり、
CGは愛すべきへなちょこで、休日にのんびり見るには
ほどよい具合。

Continue reading "◆リーグ・オブ・レジェンド (スティーヴン・ノリントン)"

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 15, 2005

◆ロゴパグ (ロベルト・ロッセリーニ、 ジャン・リュック・ゴダール、ピエル・パオロ・パゾリーニ、ウーゴ・グレゴレッティ)

くるっぱー的採点板:〔★★★☆☆]

DVD:ロゴパグ
→ Amazonで詳しく見る

1963年 イタリア、フランス
監督:ロベルト・ロッセリーニ、 ジャン・リュック・ゴダール
   ピエル・パオロ・パゾリーニ、ウーゴ・グレゴレッティ
   (四人の監督によるオムニバス)
出演:オーソン・ウェルズ 他

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

ロゴパグ。

ッセリーニ
ダール
ゾリーニ
レゴレッティ

というわけです。

ごまっとうみたいですな。

この作品では、それぞれの監督が約30分の掌編を手がけて
いますが、その短いフィルムにもかなり濃厚に
個性が凝縮されていて手軽に楽しめる巨匠お試しパック
という感じも。

Continue reading "◆ロゴパグ (ロベルト・ロッセリーニ、 ジャン・リュック・ゴダール、ピエル・パオロ・パゾリーニ、ウーゴ・グレゴレッティ)"

| | Comments (2) | TrackBack (0)

February 28, 2005

◆グラディエーター (リドリー・スコット)

くるっぱー的採点板:〔★★★☆☆]

DVD:グラディエーター
→ Amazonで詳しく見る

2000年/アメリカ
監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ 、ホアキン・フェニックス
   コニー・ニールセン 、オリヴァー・リード 、リチャード・ハリス

official site
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
アカデミー賞発表されましたね。
下馬評では「アビエイター」みたいでしたが
蓋を開けてみたら思いっきり
「ミリオンダラー・ベイビー」一人勝ちという印象で
デカプーとスコセッシ監督の胸中を思うと
いたたまれなかったり、別にそうでもなかったり。
何度もノミネートされては逃す監督の場合
六回目でとれることが多いそうで、スコセッシ監督
今回は五回目なので次でとるんじゃないか ってだれか
言ってましたが、そんなんでええのか。
つか 元々なんか作品のよしあしより裏でいろいろ
あるんだろうなー なアカデミー賞なので別にいいのですが。

と、いえば、「狼たちの午後」の監督
シドニー・ルメット氏が名誉賞取りましたね。
功労賞みたいなものですな。ふむふむ。

なわけで2001年度アカデミー賞受賞の
「グラディエーター」。これはがちがちの本命でしたね、当時。

Continue reading "◆グラディエーター (リドリー・スコット)"

| | Comments (4) | TrackBack (4)

February 18, 2005

◆風と共に去りぬ (ヴィクター・フレミング)

くるっぱー的採点板:〔★★★★☆]

DVD:風と共に去りぬ スペシャル・エディション 〈4枚組〉
→ Amazonで詳しく見る

1939年/アメリカ
監督:ヴィクター・フレミング
出演:ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル
    オリヴィア・デ・ハヴィランド、レスリー・ハワード

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今年もアカデミー賞発表間近ということで、BS,CS放送で
過去のアカデミー賞受賞作品をたくさん放映しています。
と、ゆーわけで「風と共に去りぬ」。
少女期に見て以来久々に鑑賞。
4時間弱があっという間でございました、濃かったわー。

スカーレット・オハラ、まさに「お嬢バカ一代」。
バカなお嬢という意味ではなくてですね、
「お嬢」道をひたすら突き進む、という
感じです。「お嬢様」でも「お嬢ちゃん」でもなく「お嬢」。
お嬢界の大山倍達というところでしょうか。

Continue reading "◆風と共に去りぬ (ヴィクター・フレミング)"

| | Comments (7) | TrackBack (1)

February 01, 2005

◆マリー・アントワネットの首飾り (チャールズ・シャイアー)

くるっぱー的採点板:[★★☆☆☆]

DVD:マリー・アントワネットの首飾り
→ Amazonで詳しく見る


関連書籍:王妃の首飾り 上/アレクサンドル・デュマ
王妃の首飾り 下/アレクサンドル・デュマ
ベルサイユのばら(5冊セット)/池田理代子

2001年/アメリカ
監督:チャールズ・シャイアー
出演:ヒラリー・スワンク、サイモン・ベイカー
    ジョナサン・プライス、エイドリアン・ブロディ
    ブライアン・コックス

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
フランス革命で断頭台の露と消えた悲劇の王妃
マリー・アントワネット。
このお話はまだ革命前、民衆の不満が高まりつつ
あったころにマリー・アントワネットをまきこんで
起こった歴史的詐欺事件をモチーフにした
豪華絢爛ロココ調の歴史サスペンスです。

期待は大!!
んが、しかし!
「ベルサイユのばら」の勝ち!

せっかくの実写ロココだったのに残念。
しかも元ネタの首飾り事件自体が実にミステリアスな
本当にあったお話で、そのまま映画にしたら
それだけでもおもしろくなるはずなのに、どうも退屈だった
という印象がぬぐえない。
なぜかしら・・と考えるに、

Continue reading "◆マリー・アントワネットの首飾り (チャールズ・シャイアー)"

| | Comments (4) | TrackBack (1)

January 17, 2005

◆タイタス (ジュリー・テイモア)

くるっぱー的採点板:[★★★★☆]

DVD:タイタス
→ Amazonで詳しく見る

1999年/アメリカ
監督:ジュリー・テイモア
出演:アンソニー・ホプキンス 、ジェシカ・ラング
   ジョナサン・リス=マイヤーズ 、アラン・カミング
   コルム・フィオール

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

日本の敵討ちのイメージ。

両親を悪い奴に殺されたうら若い娘とその幼い弟。
二人は全国を旅しながら敵を探す。
「新之助(仮名)どんなことがあろうともくじけてはなりませぬ。」
「はい、姉上、父上母上の無念をはらすために
どんなことにも耐えてみせまする。」

抱き合ってハラハラと泣く二人。遠くのお山で
カラスが鳴いている。カーカー。

ようやく敵にめぐり合った二人。
悪そうで強そうな敵を前に
幼い弟はきりり鉢巻をして
「我こそはなんたら新之助。ここで会ったが百年目、
父母の仇、勝負せよ!」と名乗りをあげ、敵と決闘をする・・・。

なんつーか正々堂々。ある意味呑気。

洋モノ復讐話はちゃいまっせー。
ねちこい、しつこい、腹黒い。
やられたら百倍にしてやりかえす、
陰謀姦計なんでもあり。

文豪シェイクスピアの戯曲をライオンキングの演出をした
ジュリー・テイモアがケレン味あふれる映画に
仕立て上げました。
夜中にテレビをつけたらやっていて何の気なしに見ていたのに
あまりのスゴサに(いろんな意味で)くぎづけ。

Continue reading "◆タイタス (ジュリー・テイモア)"

| | Comments (1) | TrackBack (0)

January 05, 2005

◆パッション (メル・ギブソン)

くるっぱー的採点板:[★★★★☆]

DVD:パッション
→ Amazonで詳しく見る

2004年/アメリカ、イタリア
監督:メル・ギブソン
出演:ジム・カヴィーゼル 、マヤ・モルゲンステルン
モニカ・ベルッチ 、ロザリンダ・チェレンターノ
クラウディア・ジェリーニ

official site

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

やっとレンタルにて鑑賞。
いわれているほど残酷なシーンだけがどうのという
印象ではありませんでした。

イエスという人間の身体を持って生まれてきた
「神の子」が受けた受難。
それを実際に見ているものが同じように痛みを
感じるほどにしつこく描く事で
彼の贖った罪とはなんだったのか?と再び
問いかけてきたのではないでしょうか。

Continue reading "◆パッション (メル・ギブソン)"

| | Comments (5) | TrackBack (6)

December 22, 2004

◆素晴らしき哉、人生! (フランク・キャプラ)

くるっぱー的採点板:[★★★★★]

DVD:素晴らしき哉、人生! 特別版
→ Amazonで詳しく見る

1946年/アメリカ
監督: フランク・キャプラ
出演:ジェームズ・スチュアート、ドナ・リード
   ライオネル・バリモア、 トーマス・ミッチェル
   ヘンリー・トラヴァース

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

素晴らしき哉、人生!
心の底から、そう言える人生を
過ごしたいものです。

それってどんな人生?
ハリウッドのハートウォーミング番長、
アカデミー監督賞を5年間で
3度受賞したフランク・キャプラ監督は、
その答えをストレートに映画で語っています。
いまだにアメリカではクリスマスにこれが
再放送されるほど人気のある映画だそうです。
ワタクシ、最近、先生も走るとゆー忙しさの師走に
つられて雑事に追われ、あたふたどたばた。
あせるあまりに
俺はサザエさんかよ というくらい
間抜けなドジを踏みまくって、人生に
疲れ果てておりましたが
これを見て、なごみました、ささ、
なごみましょ、なごみましょ。

てなわけでお話はどんなのかといいますと

Continue reading "◆素晴らしき哉、人生! (フランク・キャプラ)"

| | Comments (3) | TrackBack (7)

December 14, 2004

◆シラノ・ド・ベルジュラック (ジャン・ポール・ラプノー)

ヤココ的採点板:[★★★★★]

VHS:シラノ・ド・ベルジュラック
→ Amazonで詳しく見る


原作本:シラノ・ド・ベルジュラック/エドモン・ロスタン

1990年/フランス=ハンガリー
監督:ジャン・ポール・ラプノー
原作戯曲:エドモン・ロスタン「シラノ・ド・ベルジュラック」
出演:ジェラール・ドパルデュー、アンヌ・ブロシェ
   ヴァンサン・ペレーズ、ジャック・ヴェベール

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

鼻くんの、鼻くんによる、鼻くんのための・・・・
デカ鼻映画である。
もちろん主役はわれらがドパ様、つけっ鼻までしての熱演である。

つかまずどうしても一言いいたいのはドパルデュー、
んなつけっ鼻などしなくても、
自前のお鼻でじゅうぶん勝負できたのでは という点だ。

「巨鼻の醜男、しかし最上の言葉をもつ詩人であり剣豪」、
美醜を超えたオトコマエに、いつしか我々を虜にしてしまう
っつーひじょうに複雑な顔相を必要とする役だが、これまさに
ブルーチーズィ〜なドパ様の素顔でぴったりではないか。
でかい。伝説になるほどじゅうぶんでかいよ、君の鼻は。
ま、つけっ鼻もそれはそれでこー、
落語的な楽しさが醸されてていいんですけどね。

あとは早く、はやくDVD化してくれようっ!名作なのになあ。

Continue reading "◆シラノ・ド・ベルジュラック (ジャン・ポール・ラプノー)"

| | Comments (3) | TrackBack (1)

December 10, 2004

◆ラ・ジュテ (クリス・マルケル)

くるっぱー的採点板:[★★★★★]

DVD:ラ・ジュテ
→ Amazonで詳しく見る


関連作品DVD:12モンキーズ

1962年/フランス
監督:クリス・マルケル
出演:エレーヌ・シャトラン 、ジャック・ルドー
   ダフォ・アニシ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

12モンキーズの原案となった映画として
有名でもあるこの作品。
30分弱の短い映画だが
久しぶりに緊張して映画を見たような気がする。
ちょっと感激。
ワタシがおフレンチに弱いというのをさしひいても、
これはやっぱり傑作なのではなかろーか。

モノクロのスチール写真が紙芝居のように
映し出される。動画部分は作品中ほんの一瞬。
会話はない。
ナレーションのみで話は進む。
時折、飛行機の爆音や小さなささやき声が聴こえるだけ。

作りは実験的な映画だが、そういった方法論に酔って
ひとりよがりの映画では決してない。

あらすじは

Continue reading "◆ラ・ジュテ (クリス・マルケル)"

| | Comments (4) | TrackBack (1)

December 04, 2004

◆モンテ・クリスト−巌窟王− (ケヴィン・レイノルズ)

くるっぱー的採点板:[★★★☆☆]

DVD:モンテ・クリスト-巌窟王-
→ Amazonで詳しく見る

2002年/英・アイルランド
監督:ケヴィン・レイノルズ
原作:アレクサンドル・デュマ「モンテ・クリスト伯」
出演:ジム・カヴィーゼル、ガイ・ピアース
   リチャード・ハリス

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
文豪アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」の映画化。

これって
銀色の髪の亜里沙」なのね。
(↑「スケバン刑事」で有名な和田慎二の漫画)

Continue reading "◆モンテ・クリスト−巌窟王− (ケヴィン・レイノルズ)"

| | Comments (2) | TrackBack (1)

November 30, 2004

◆テンペスト (デレク・ジャーマン)

ヤココ的採点板:[★★★★☆]

DVD:テンペスト
→ Amazonで詳しく見る


原作本:THE TEMPEST/シェイクスピア

1979年/イギリス
監督:デレク・ジャーマン
原作:ウィリアム・シェイクスピア「テンペスト」
出演:ヒースコート・ウィリアムス、カール・ジョンソン、
   トーヤ・ウィルコックス、ピーター・ブル

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
意外とマトモですね。

というのが鑑賞直後の感想である。
デレク・ジャーマン式ぶちきれは特に見られず
(ワタシ的大ウケ・ホモ映画、『セバスチャン』参照)
手堅く、意外とフツウにおもしろい、といったところ。

んん?!と姿勢を正してしまうのは
王子が漂流して島にたどり着く時、
例によって何故か、まっぱだかなことくらいだろうか。
ブラブラしているテケテケのぼかしにばかり目がいくが、
もちろんここで、まっぱだかである理由は一切ない。
そして、まっぱでうずくまり横たわる王子を
お尻の方から撮ってるシーンがあってですね。その尻の間から
なにかはみだしているような気がする。。この物体は…?
とさらに食い入るように…
まあ、そんなことはどうでも良い。

Continue reading "◆テンペスト (デレク・ジャーマン)"

| | Comments (2) | TrackBack (1)

November 21, 2004

◆回転 (ジャック・クレイトン)

くるっぱー的採点板:[★★★☆☆]

VHS:回転
→ Amazonで詳しく見る


原作本:ねじの回転/ヘンリー・ジェイムズ

1961年/アメリカ
監督:ジャック・クレイトン
出演:デボラ・カー、マイケル・レッドグレーヴ
   メグス・ジェンキンズ、マーティン・スティーブンス

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

ロバート・ワイズ監督の『たたり』と並ぶ、
ゴシック・ホラーの元祖たる作品。
田舎の広いお屋敷で、美人の家庭教師が
小さな男女の兄弟を幽霊から守ろうとするお話です。
この頃御年40歳のデボラ・カーが家庭教師役ですが
その美しさはなかなかのもの。

原作は『鳩の翼』などでも有名なヘンリー・ジェームズ、
映画の脚色にはトルーマン・カポーティも参加しています。

この映画の「怖い」は「闇」の怖さ。
その闇は文字通りの意味でもあるし、
人の心の闇のことでもあるわけでして、

Continue reading "◆回転 (ジャック・クレイトン)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 19, 2004

◆花と蛇 (石井隆)

くるっぱー的採点板:[★★☆☆☆]

DVD:花と蛇
→ Amazonで詳しく見る


原作本:花と蛇 (上)/団鬼六
花と蛇 (中)/団鬼六
花と蛇 (下)/団鬼六

2003年/日本
監督:石井隆
出演:杉本彩、野村宏伸
    石橋蓮司、遠藤憲一
    未向、伊藤洋三郎
    寺島進

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

原作は「団鬼六」、監督は「石井隆」、この時点で
すでに相当濃い味の予感なのですが
主演「杉本彩」ということで、見る前から
気のせいかもうおなかいっぱいに。

しかし学生の頃、石井隆の「名美」のシリーズの
漫画にはまり、団鬼六先生にもちょっと
はまった私としては、この映画機会があったら
見てみたい一品だったので
胸焼け覚悟で見たのでありました。

人間はもともと本能の壊れた動物なんて
いいやすから、本能に基づくはずの性の営みにも
幻想を必要とするのでござんしょう、
それがどういう類であろうと簡単に
アブノーマルといって切って捨てるのは
無粋ってもんで、では
この濃い面子からどのような性の幻想を
見せていただけるのかと思ったのですが

一言でいうと
「杉本彩によるSMカタログ」

Continue reading "◆花と蛇 (石井隆)"

| | Comments (2) | TrackBack (1)

November 18, 2004

◆スパルタカス (スタンリー・キューブリック)

くるっぱー的採点板:[★★★★☆]

DVD:スパルタカス スペシャル・エディション
→ Amazonで詳しく見る

1960年/アメリカ
監督:スタンリー・キューブリック
出演:カーク・ダグラス、トニー・カーティス
    ローレンス・オリヴィエ、ジーン・シモンズ
    チャールズ・ロートン、ピーター・ユスティノフ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

実際にあった歴史上の「スパルタカスの反乱」を
カーク・ダグラス主演、キューブリック監督で映画化した
作品。

「ベン・ハー」
ワタクシ、チャールトン・ヘストンの顔にいちゃもん
つけてしまいましたが
どうでしょうか。カーク・ダグラス。
前々から思っていましたがやはり、アゴの穴深いですね。

アゴの穴は気になりつつも
大変おもしろうございました。高校時代無意味に暗記した
「スパルタカスの反乱」とか
「第一次三頭政治、カエサル・ポンペイウス・クラッスス」なんてのが
血の通った生きた言葉になっていく瞬間って嬉しいです。

Continue reading "◆スパルタカス (スタンリー・キューブリック)"

| | Comments (2) | TrackBack (1)

November 11, 2004

◆ベン・ハー (ウィリアム・ワイラー)

くるっぱー的採点板:[★★★★☆]

DVD:ベン・ハー 特別版
→ Amazonで詳しく見る

1959年/アメリカ
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:チャールトン・ヘストン、ジャック・ホーキンス
スティーブン・ボイド、ハヤ・ハラリート
ヒュー・グリフィス、マーサ・スコット
サム・ジャフェ、キャシー・オドネル
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
織田裕二、ケビン・ベーコン、コリン・ファレル
いかりや長介、アーノルド・シュワルツネッガー…

そして本作の主人公「ベン・ハー」を演じた
チャールトン・ヘストン!!!!

この方たち、私が「人間と猿ってやっぱり近いなあ」と
タメイキをついちゃう俳優達です。
率直に言って猿顔。(と、私が思っている人たち)
中でもチャールトン・ヘストンは
実はさりげなくキング・オブ・モンキーフェイスだと
ベン・ハー久々に見て猛烈に
思ったんですがどうでしょうか?

本作、アカデミー賞11部門獲得の有名な史劇、
名作です。実にゴージャスで見ごたえがあります。
なのに猿顔の話してごめんよ。だって
気になって・・・
チャールトン・ヘストン隙あらばいつも半裸
って感じだから余計そう思うのかしら、うーむ。
このことはあとからゆっくり考えるとして

話をちょっと映画に戻しましょう。

Continue reading "◆ベン・ハー (ウィリアム・ワイラー)"

| | Comments (4) | TrackBack (3)