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January 17, 2006

◆ロミーとミッシェルの場合 (デヴィッド・マーキン)

くるっぱー的採点板:[★★★★☆]

ロミー & ミッシェルDVD:ロミー & ミッシェル
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1997年/アメリカ
監督:デヴィッド・マーキン
出演:ミラ・ソルヴィノ 、リサ・クドロー
    ジャニーヌ・ギャロファロ 、アラン・カミング
    ジュリア・キャンベル
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<注!!ネタばれあり!!>

脳天気版ゴースト・ワールドとでもいいましょうか。
自分たちはちょっと違うのよねー と 自己愛もりもりだけど
世間から浮いている女の子のお話。
でも、ゴースト・ワールドのように、リアルに切なくない、
脳天気コメディなのであります。


ロミーとミッシェルは高校時代からの大の仲良し。
田舎町から憧れのロス・アンジェルスに出てきて共同生活
をはじめて、はや10年。

いまいち、うだつはあがっていなけれど
毎日を楽しく、そして自分らしく過ごすことにかけては
自信たっぷりだった二人。
ところが、10年ぶりに高校の同窓会があることがわかり・・・

詳しいあらすじ→こちら
goo 映画より

懐かしの80年代ポップスが山盛りの映画。
お話はよくある、若い頃冴えなかった女の子の自分発見&
サクセスストーリーなのですが
主演女優二人が、ものすごく魅せてくれます。

平凡なお話でもちょっとした「なにか」でとても
おもしろい話に化けてしまうものですが
今回の「なにか」は、ひとえに主演女優二人の魅力。

ロミー演じるは、ミラ・ソルヴィーノ。
ミッシェル演じるは、「フレンズ」のフィービーで
ブレイクしたリサ・クドロー。

二人とも、実はインテリ系の女優ですが
気ままでちょっと、お馬鹿な役柄を

「素?」と思うような演技で笑わせてくれます。
いや、正確に言うと、ミラ・ソルヴィーノは「演技」してるんだな
と、思うんですけど

リサ・クドローは、本気で

「素???」

と、思わずにはいられない。
フィービーに少しかぶる役柄のせいでしょうか。
台詞の間のとりかたや、ちょっとした表情が
「天然」なんですね、それでもう可笑しい。

二人は、実はいまどき風で言うと
「負け組」なのです。
28歳で独身、ロミーもたいした仕事はしてないし
ミッシェルにいたっては無職。
でも妙に自信ありげな二人、なぜなら自分が大好きだから
人と違っても気にならないわけです。

幸せものだよね。

ところが、高校の同窓会があることがわかり
ふいに自分たちの現実を、世間様基準でみつめなおして
しまった二人。

ああ、自分基準だけで自分をみつめていれば
幸せだったのに、ついうっかりね!
そこで、見栄をはって成功した人間を装い、
同窓会会場にでかけるわけですが・・・・・・・・・・・・。

お約束どおり、みんなの前で嘘がばれてしまう!大ピンチ!
でも、それでやっと二人は
あらためて自分の真実を認め、本当に大切なものを発見する。


ベタです。むっちゃベタな展開なんです。

しかしベタを通り越して、予想外の展開がそこには待ち受けているのです。
それってなにって

「珍ダンス」

中途半端に感動なシーンになりがちなその瞬間、
ロミーとミッシェルは、同窓生の中で唯一本当にリッチマンになった
男サンディと
絵にも描けない珍バレエ風ダンスを踊るのであります、
それもシンディ・ローパーの曲に乗せて。

そこまでも、ロミーとミッシェルの天然キャラに
くすくす笑ってはいたのですが、ここにきて
力技で投げ飛ばされちまいます、大笑いです、なんですかあれは?
そしてその不自然なダンスが不自然に思えない
ロミーとミッシェルのキャラ力!

普通におもしろいなあ と思っていたこの映画が
この瞬間、問答無用で「好きな映画」に仲間入り!!!
ここだけでも見る価値ありの、変なダンス~~~~げらげらげら。

で、結局二人は、その金持ち男子にお金を借りて
好きなお洋服つくりの才能を活かしてブティック経営をして
成功をおさめる チャンチャン♪

と、まあ現実はこんなに甘くないんだけど、珍ダンスをみたあとでは
もうなんでもいいです。

下手に自分を探すより無意味なほど自己肯定して生きる
というのが、せちがらい今の世の中を上手に生きていく術なのかも
しれませんな。

それから同窓生のヘザーを演じたジャニーヌ・ギャロファロも
怪演。タバコふかしまくって悪態つくのが異常に似合っている。

【くるっぱー】

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イソップのころとは時代が変わった(笑)。 タイトル:『ロミー&ミッシェル』 監督 [Read More]

Tracked on January 18, 2006 at 02:03 AM

» 「ロミー&ミッシェル」三十路目前、女としても大人としても負け... [Happy?おちゃのま*しねま]
『ロミー&ミッシェル(劇場公開時タイトル:ロミーとミッシェルの場合)』【ROMYANDMICHELE'SHIGHSCHOOLREUNION(ロミーとミッシェルの高校同窓会)】1997年・米監督:デヴィッド・マーキン 脚本:ロビン・シフ撮影:レイナルド・ヴィラロボス 音楽:スティーヴ・...... [Read More]

Tracked on February 08, 2006 at 06:06 PM

Comments

くるっぱー様
albrechtです。
>この瞬間、問答無用で「好きな映画」に仲間入り!!!
まったく同感です!
あのダンスはすごい、スゴイですよ! 凄過ぎます!
あの凄さは観ないとわからないですよね。
で、友達にダンスの部分だけ見せたら、思いっきり不思議そうな顔をされてしまいました。
観る人を選ぶようです(笑)。

>ジャニーヌ・ギャロファロも怪演。
こっちもよかったですね。ギャロファロの素に近い役柄だったんじゃないか勝手に思ってんですけど(笑)。

Posted by: albrecht | January 18, 2006 at 02:12 AM

 いやー。私も好きなんですこの映画。TVで何度も見てます。ボケのうまいリサ・クドローはともかく、美人のミラ・ソルビーノがああいう役するか?というギモンもありますが・・・美人すぎて変人に見えないけど、まいいか。
変な役させたら右に出るものの無いアラン・カミングとのあのダンスシーンは、まじめにやってるだけに面白すぎる。ミラさんバレエやってたんでしょうな。(そういう問題じゃないか。ダンス好きなんでつい・・・)80年代ポップスファンは必見の映画でしょう。

Posted by: misao | January 18, 2006 at 02:55 AM

>albrechtさん ダンスの部分だけでも、好きになって
しまいますな。私だったら。でもその他の部分も
すごく無理なく変で、素直に笑えたかわいいコメディでした。
たまたまケーブルテレビでやっていたんですけど
見てよかった~~ の一本になりました。
ギャロファロもほんと、すごく存在感ありましたねー。

>misaoさん この映画、大好きになりました。
これ、おもしろいですよねー 
どこがと言われると、難しいんですが面白かった。
音楽も懐かしいことこのうえないっ という
感じでそこも楽しめたんですよねー。
日本じゃ多分あまり話題にならなかったと思います。
こういう話題にならなかったけど
おもしろい映画っていっぱいあるんでしょうねえ。

Posted by: くるっぱー | January 23, 2006 at 03:04 AM

いやーーースゴイ映画をくるっぱーさんに薦めていただけて嬉しいです(笑)
メールで「バレエ」と伺っていたので、
?この内容でいつバレエシーンがあるのじゃろうか、劇場に見にゆくシーンとかあるのじゃろうかの?と思ってすっかりそれも忘れていた頃に、唐突に「珍ダンス」登場(爆)アゴがはずれそうになりました。

そうなんですよね、2人とも自分のコト、好きだから映画が前向き。
ゴーストワールドはダークな方向イっちゃいますもんね。

実に気分爽快ないい映画でしたw

Posted by: ルー | February 08, 2006 at 06:10 PM

>ルーさん ぐおお!おもしろかったでしょー?
お話自体も可愛らしくて憎めないけど
なんといっても あのバレエ!!!
珠玉の珍バレエ、涙なしにみられない、いろんな意味で。

シンディ・ローパーの曲がまた、懐かしさも
あいまって、いいんですよね。

Posted by: くるっぱー | February 09, 2006 at 08:11 AM

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