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November 12, 2005

◆-less [レス]  (ジャン=バティスト・アンドレア 、ファブリス・カネパ )

くるっぱー的採点板:[★★★★☆]

B000A2I7GWDVD:-less [レス]
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2003年/フランス=アメリカ
監督:ジャン=バティスト・アンドレア 、ファブリス・カネパ
出演:レイ・ワイズ 、リン・シェイ 、
    アレクサンドラ・ホールデン 、ミック・ケイン 、ビリー・アッシャー

official site
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<注!!ネタばれあり!!>

クリスマスの夜、ある一家が暗い夜道をドライブしている。
祖母のもとへ一家で出向き、クリスマスを祝う為だ。
しかし、いつもと違う道を選んでしまったばかりに
一家は迷宮へとまよいこむ。
「マードック」という町の標識だけが
時折立っているまっすぐの暗い道。
しかしマードックの町はいつまでたってもあらわれない。
ふいに現れた赤子を抱く白いドレスの女。
その彼女を車に乗せてから、一家に不思議な出来事が
起こり始める。

車が止まるごとに一人、一人死んでいく。
何度も通り過ぎる不気味な黒いリムジン。
止まってはいけない、
でもどこにも着くことができない・・・いったいどうなっているのか?

と そんなお話。
監督たち自らがデビット・リンチに影響されていると
語っているとおり、いたるところにリンチ風な演出も見られるものの
そこはなんというか 
リンチが本当にちょっといっちゃっている感じが
するとすれば、この映画は、そういうのが好きな、真面目な人
作った映画 って感じで、

ま、そこはそれ。
目くじらたてるほどのことでもないつーか。

ずずずー(お茶をすする音)。

ワタクシけっこう堪能いたしましたです。
凡庸だけれども手堅くまとめてあったと申しましょうか。
オチもですね、ミステリーとかホラー好きな人なら
何度も見たことのあるオチなのです。

それでもけっこう85分間飽きさせずに
見れたのは、修学旅行で語られるような
オチのない怪談風味わい。
ちょっとだけ日常で語られて忘れられてしまうような、
暇つぶしで語られる
都市伝説を聞いたときのような一瞬のゾクッとする感じ。

この映画で怖いのは、派手な殺人やぐちょぐちょの死体などではなくて
いつまでも辿り着かない旅の閉塞感、
少しずつおかしくなっていく家族の会話、そう、
・・・・・・漠然とした不安。そこなのです。

そこに定期的に
「キャー!ドキッ!」という場面が準備されていて
あっというまに85分。
お約束す。手堅いす。コギレイにまとめたす。

逆にコギレイにまとめなければ、案外おおばけしたかもしれないなあ
などと思わせるのですが、それはそれで難しそうですしね。

私がこれを怖く感じたのは、幼いときに
昔、確かに着くはずの場所にいつまでたっても着かなかった
という不思議な体験をしたことがあったからかもしれません。
危篤の叔父の元へ、タクシーを飛ばしていて、
運転手さんはその病院に何度も行ったことがあるというのに
いつまでたっても着かないのです。
渋滞していたとしても、もうとっくに着いていいはずなのに
私と母はずっとタクシーに乗っていて、
私はいつまでたっても東京タワーを見ていました。

運転手さんは
「すみません、着くはずなのに、道も間違っているはずないのに
着かないのです。」と最後は謝っていました。
私はまだ小さくて、変なの~ と ぼんやりと思っていた
だけでしたが。

似たような体験は漫画家の 山岸 凉子 さんが
「タイムスリップ」(ゆうれい談山岸 凉子著 メディア・ファクトリー刊に収録)
という漫画で描いています。
彼女は比叡山に出かけたときにいつまでたっても
山を降りることができなかったそうなのです。

この映画の家族のような体験、殺人事件こそ
ないものの、実際にあるわけで
それが、どういう出来事なのか理解はできないけれど
不安を誘う旅だというのは確かです。
こういう異次元へのトリップというのは
すぐそこにあるのかもしれなくて、

ええ、この映画の描いた恐怖は
あなたも体験することになるかもしれないのです・・・・・

と 恐怖テレビ番組のような終わり方をしてみたりして。

まー、冷静に考えるとフッツーの映画ですが
ローラ・パーマーのお父ちゃんも出てるし
いろいろ楽しめましたです!

【くるっぱー】

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Comments

 すみません、コメント連チャンしてます。
 映画とは関係ない話で恐縮なのですが‥‥ぼくはくるっぱーさんとは逆に、着くはずのない場所に、物凄くはやく着いてしまった、という体験があります。
 中学生のときの話で、ぼくは当時、夜中にランニングをしていたのですが。距離にして2kmほど。
 しかしその日は、あっという間に2kmのコースを辿って、自宅まで帰ってこれちゃったんですよ。ストップ・ウォッチを見ると、世界記録を上回るハイペース。絶対にありえないことなんで、これは無意識の内にコースをショートカットしてしまったのだな、と思い、もう一度走ることにしたんです。
 でも次の一周2kmも、世界記録ペース。汗もかかないし息だって全然あがらない。
 あれーっ? と思ってもう一周。
 またまた世界記録更新。


 ふと気がつくとぼくは、いちども来たことのないような遠くの町を走っていて。家族が心配して自転車で探し回ったりしてて。
 あれはなんだったのかと、遠い記憶が蘇りました。

Posted by: ぼく | November 12, 2005 at 09:32 PM

ううう。聞いてぇ!
これを借りたつもりでうきうき帰ってきたら「ハリウッド人肉通り」が入ってた・・・・・・・。パッケージと違うもん入れるなぁぁ(涙
確認しなかった私も悪いですな・・・。

Posted by: ルー | November 13, 2005 at 10:07 PM

>ぼくさん こんにちは、それはなんだったんでしょうねえ
不思議です、もしかしたら本当に世界記録だったのかも
しれないし異次元ポケットに落ちていたのかも。
とにもかくにも
ありえない話ではないと思う私なのでした。

>ルーさん そ、それは!!びっくりですね、
でも世の中に偶然はないというではないですか。
神様のお導きだったのかもしれませぬ。
「ハリウッド人肉通り」どんなんだったか
教えてください、いったいどんな通りやねん!!

Posted by: くるっぱー | November 13, 2005 at 11:46 PM

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