◆アパートの鍵貸します (ビリー・ワイルダー)
くるっぱー的採点板:〔★★★★★]
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1960年/アメリカ
監督:ビリー・ワイルダー
出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン
フレッド・マクマレイ、レイ・ウォルストン
デイヴィッド・ルイス
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>
「妻子もちとつきあうのにマスカラは厳禁なのに。」
古今東西、ほんとよくある不倫のお話&ラブストーリーなのに、
可愛くて、切なくて、そして
「映画を見た===!!」
というほくほくした気持ちにさせてくれる映画。
ジャック・レモンのユーモアとひたむきさがあふれる演技と
今では想像がつかないほどのシャーリー・マクレーンの可憐さ、
それに小道具やちょっとしたエピソードの巧さが
ぴたっとおさまるところにおさまって
大団円。ありがたや~。
あらすじ----------------
ニューヨークのマンモス保険会社で働くC・C・バクスター、
通称バドはしがない平社員。でも何故か上司のおぼえめでたい
奴でもある。なぜなら彼は四人の上司のラブアフェアーのために
自分のアパートの部屋を貸していたからだ。
そのお礼として上司達はバドの昇進に口利きしてくれたりしている。
とはいえ、彼らに部屋を貸しているために
風邪をひいても部屋には入れなかったり、隣人や大家には
不良店子と誤解されている。
しかし彼にさらなる出世のチャンスがやってくる。
部長のシェルドレイク氏も浮気の逢瀬のために彼の部屋を
借りたいといってきたのだ。しかし
彼のお相手はなんとバドの意中の女性フランだった。
---------------- で、あれやこれや。
このシェルドレイク氏、絵に描いたようにずるいおやぢ。
家庭を壊す気はさらさらないのに、自分の会社の女の子に
次々に手をつけてます。
今回はエレベーターガールのフラン。
でももう潮時なのは彼女のほうがわかってるの、
わかってるのよーーーー!!!
でも
「まだ愛してる」
とか言っちゃうのよねー、ついつい。
頭ではわかっているのに。
もうこの恋は終わりだってことに。
恋している最中って、なんで好きなのかとか
どうして好きなのかってわかりませんからねー
クリスマスの夜を一緒に過ごしてくれなくても
プレゼントの代わりに100ドル渡されるなんてことされても
自殺未遂したあとでも
たった一本の電話で心がウキウキして、
「彼はまだ私のことを好きなのかも」って思ってみたり。
そのへんの微妙な女心を
もうどうしてそんなに可憐でキュートなの?どうして年をとったら
なんかこー、強いおばあちゃん系になっちゃったの?(別にいいけど。)
な シャーリー・マクレーンがすごく上手に演じているのです。
まじで可愛い、表情がキュートで瞳がうるうるしているバンビちゃん。
ジャック・レモン演じる彼が彼女の魅力にまいって、彼女が上司と
不倫しているとわかったあとでも、彼女に尽くしてしまう気持ちが
わかりますですよ。これが魅力のない女の子だったら
ジャック・レモンの行動がわけわかんないんですけど
もう 仕方ないよね、恋におちちゃうよね、尽くしちゃうよね
と 納得させられてしまうのです。
「恋」に振り回される不器用な二人。
ああ、この善き男女がむすばれんかな と 祈らずにはいられない。
なぜでしょう。不思議と優しい気持ちにさせられるんですね。
ひとつにはこの映画小道具使いが今時だと
こっぱずかしいくらいロマンティックで可愛らしいから、
もう否応なくロマンスの世界にひきずりこまれちゃうんですよ。
もうリアリティとかそういうのどうでもいーの!ってかんじで。
有名なところでは
割れた鏡 とか
パスタの水切りにつかうラケット とか
こういう小道具をどう使ったかは是非見ていただきたい
です。巧いんです。
で、また脇役たちもみんな、いいんですね。
みんな温かい。敵役のはずの不倫相手シェルドレイク氏は
相当鼻持ちならない奴ですが
そんな彼でさえ、その小物ぶりと卑怯ぶりが間抜けすぎて
憎みきれない。
ついでに言うとシェルドレイク氏の秘書オルソンさんが
いつもアニマル柄の帽子とかバッグ持ってるのが
なかなか可愛い。
小粋な台詞もたくさんあって、
恋しているときの切ないや嬉しいもいっぱいあって
ほんとに可愛くて素敵な映画です。
【くるっぱー】
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» アパートの鍵貸します ☆☆☆☆ [どうしたい?どうなりたい? 強気なわりに心配性なワタシの日常]
{{{:
独身で保険会社の平社員バドは、出世の糸口として上司の逢い引きに、
自分のアパートの部屋を提供している。
ある日、課長が自分の部屋に連れ込んできた会社のエレベーターガールは、
バドが密かに思いを寄せる女性だった…。
}}}
初めて観たのは大学時代です。
暇つぶしに観たんですけど、面白いんですよ。
何度観ても楽しめるおしゃれなストーリーです。
最後のワンシーンまで一息に見せてしまう魅力があるよ。
おしゃれな道具立てと伏線がうまくはられた脚本
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Tracked on May 08, 2005 at 06:28 PM
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原題:THE APARTMENT監督・製作・脚本はビリー・ワイルダーBilly Wilderである。この作品でアカデミー作品、監督、脚本賞を獲得した。脚本・製作は監督とゴールデン・コンビのI.A.L.ダイアモンドI.A.L.Diamond。主演は監督と名コンビのオスカー俳優ジャック...... [Read More]
Tracked on February 25, 2006 at 11:08 PM

Comments
私もこの作品は大好きです。書かれている通り、シャーリー・マクレーンが本当にキュートで、ジャック・レモンもいい演技。私のところにも書いてありますが、あたたかい気持になれる映画ですよね。ラストシーンも好きです。
Posted by: Vanilla-ざ | March 11, 2005 at 01:46 PM
初めまして、TB&コメントありがとうございました!
“恋の切なさ、喜び”、特に切なさがいいですよね。
コメディなのにどこか哀愁が漂っていて、それでいて全然暗くない。なかなかできるものじゃないと思います。
すでに何回も観ていますが、これからも繰り返し観ることになるであろう大切な1本です^^
Posted by: micchii | March 11, 2005 at 10:51 PM
>micchii さん
コメントありがとうございます。
直接的なラブシーンがないのにとてもロマンチック。
今はなかなかこういう映画は作られないのが残念です。
でもイマドキの映画でこういうかんじのつくったら
なんか違うんでしょうね。
>Vanilla-ざ さん
コメントありがとうございます。
この頃のシャーリー・マクレーンの可愛らしさは
奇跡的ですね。ただの美人というのとは
なにか一味違う魅力があるように思います。
Posted by: くるっぱー | March 12, 2005 at 02:47 AM
胡散臭い医者が出てますけど、シャーリー・マクレーンと
ジャック・レモンの2人の魅力ある演技の前では
さほど気にならず、切ない恋物語に夢中になりました。
Posted by: YOSHIYU機 | March 19, 2006 at 06:31 PM
ワイルダー監督は小道具の使い方がほんと巧いですね。
シェルドレイクという名前は監督のお気に入りなのか、「ねぇ!キスしてよ」でも医師の名前として再登場します。
Posted by: まいじょ | August 31, 2006 at 09:32 PM