◆恋する人魚たち (リチャード・ベンジャミン)
くるっぱー的採点板:〔★★★★☆]
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1990年/アメリカ
監督:リチャード・ベンジャミン
出演:シェール、ボブ・ホスキンス
ウィノナ・ライダー、マイケル・ショーフリング
クリスティーナ・リッチ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
シェール、ウィノナ・ライダー、クリスティーナ・リッチという
個性あふれる女優が家族を演じたという
今思うとかなり豪華なドラマです。
クリスティーナ・リッチはまだ本当に小さくて
(これはデビュー作なのかな)
ウィノナは初々しいし、シェールはいつ見てもシェール。
彼女達を見ているだけで楽しい映画なのですが
お話も「子供」「少女」「大人」の三つの視点から
家族をながめることができて、味わい深い。
大好きな作品のひとつです。
あらすじ-----------------
1963年。マサチューセッツ州に奔放で自由を愛する母
ミセス・フラックスを筆頭にユダヤ教徒なのにカトリックに憧れ
母に反発する長女シャーロットと水泳のオリンピック選手を
めざす次女ケイトの女三人家族が越してくる。
子供達は母親のきまぐれで今だひとつの土地に定住したことが
ない。
お年頃のシャーロットはそんな奔放な母を愛しながらも
反発して敬虔なカトリック教徒を目指すが頭の中は
恋の妄想爆発中の難しいお年頃。
さて、ミセス・フラックスはさっそく靴屋の主人ルーと恋仲になる。
シャーロットは家の隣にある修道院の管理人ジョーに恋をして
神と妄想の板ばさみ。ケイトはひたすら水泳に精進する毎日。
こんな三人もルーの優しい心遣いや町の人たちとの
交流を深めていくうちにすっかり町にとけこむかのようであったが
ある事件が起きて・・・・。
ついに親子はお互いの気持ちをぶつけあう喧嘩をすることになる。
結末は・・・・
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というようなものです。
奔放な母親、反発する娘という設定はよくありますが
一見ステロタイプな役柄を演じつつも
シェールとウィノナ・ライダーがきめこまやかに演じているので
ドラマは決して退屈にはなりません。
ま、シェールはシェールなんですが!
個人的に私も奔放な母親にふりまわされつつ
育ってきたので
「好き、でも 嫌い。」というクリスティーナの
思春期の揺れがとても懐かしく思えました。
まだ母親を1人の人間としては見ることができない年頃。
「母」という役割を押しつけてしまうあの頃。
まだ大人になれず、母に守って欲しい、可愛がって欲しい
でも束縛はされたくない、親の都合で自分の人生
決められたくない。
でも実は母親似で惚れっぽかったり。
(しかも彼女の妄想の激しさは母以上なのがおかしい。)
そんな娘に対してあくまで自分のスタンスを崩さない母、
ミセス・フラッグス。でも一番大事にしているのは
実は恋ではなくて娘達だったりするのです。
この映画で一番うらやましいな と思ったのは
終盤の親子喧嘩です。
シャーロットはとんでもないことをしでかして
母の怒りをかうのですが、
怒るあまり娘を無視する母に一生懸命胸のうちを
ぶつけていきます。
それをきちんと受け止める母、ミセス・フラッグス。
親子だから といって何も言わずに気持ちが伝わる
というのは勘違い、やはり大人になるに連れ
言わなければわからないことは
あるのですが、それがなかなかできないのが親子。
そして言いたいことを言っても許しあえるのも親子。
喧嘩できる親子っていいです。
そして今自分が母になってみるとシェールの気持ちも
なんとなくわかるようになってきて
自分が年をとったな と思いました。
それは悪いことではないと、そのようにも思いました。
さてそんな二人の間をいつも和ませる役を演じたのが
小さなクリスティーナ・リッチ演じるケイト。
いつも水泳帽をかぶってお魚になりたい彼女は
岡崎京子の漫画に出てくるような少女です。
食べたい程可愛いぞ!
彼女達を支えるルー(ボブ・ホスキンス)も
とても味のあるオトコです。
なわけで和み系ファミリードラマです。
後味よろしい映画なので疲れたときにどうぞ。
【くるっぱー】
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