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December 17, 2004

◆恋愛適齢期 (ナンシー・マイヤーズ)

くるっぱー的採点板:[★★★★☆]

DVD:恋愛適齢期
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2003年/アメリカ
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:ジャック・ニコルソン 、ダイアン・キートン
   キアヌ・リーヴス 、フランシス・マクドーマンド
   アマンダ・ピート
official site

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

長いことジャック・ニコルソンのことを顔面凶器と
言いつづけつつ尊敬していたワタクシですが
なんだか好々爺になってきましたな。
眉毛の傾斜角度もこころなしかゆるめに・・・。

そんなジャック・ニコルソンとダイアン・キートンの
かなーり笑えるシルバー世代のラブ・コメディ。
ほんとにけっこー笑えます。
ジャックとダイアン捨て身のシーンもりもり。
ジャックはお尻まるだし、ダイアン、ヌード披露。
だれも見たがってないのに
ものすごいサービスです。
しかもそれを二人とも、すっごい嬉しそうに
演じています。 それはともかく、

あらすじは

63歳の売れっ子業界人ハリー(ジャック・ニコルソン)は
若い女の子しか手を出さないプレーボーイ。
今の彼女マリンと休日を楽しみに彼女の母の別荘に
遊びに行く。
マリンの母は54歳のバツイチ劇作家、エリカ。
いないはずだったエリカも仕事のために別荘に来ていて
ハリーとマリンに出会うことになる。
エリカは、娘のボーイフレンドが自分より年上と知り
驚きをかくせず、また女を馬鹿にしているような彼の態度が
どうもきにくわない。
ところがハリーはいきなり心臓発作を起こし
エリカの別荘で療養することに。
不本意ながらもハリーと一緒に過ごすエリカ。
やがてふたりの気持ちに変化が訪れる。

この恋の結末は・・・?

というかんじ。ストーリーは先が読めてしまうんですが
それだからこそ安心してベテラン俳優ふたりの
リラックスしたギャグの連発を楽しむことができます。
つかそれがなかったら、
実はつまらん映画だったのかもしれない。

エピソードをいくつかご紹介。

若い女好きのハリーが心臓発作を起こして倒れます。
「すわ!一大事」とエリカが人工呼吸をしようとしたら
「おばはんはいやじゃああ」と身振り手振りで拒むハリー。
「あなたはこんなときにまでっ!!」

ハリーはICUに運ばれて、キアヌ・リーブス演じる
医者に治療を受けますが
「バイアグラ飲んでませんか?」と聞かれ
「ノー」といいます。
「よかった、ニトロを注入するので
使っていたら大変なことになります。」といわれて
いきなり朦朧としながらも、点滴を引っこ抜くハリー。

さらに薬でふらふらしてお尻まるだして廊下を歩くハリー。
ジャック、これでもかっってお尻ぷりぷりさせます。
こんなべたなギャグをジャックが
たのしそーにやっとるんです。

ダイアン・キートンも負けていません。
ジャックと恋仲になるのかとおもいきや
態度のはっきりしないジャック。
エリカは白黒はっきりつけたいタイプなので
さよならを。でも悲しいのです。
しかし転んでもただではおきません。
泣きながら彼との話を脚本にしあげていきます。

それだけなら切ないシーンのはずなんですが
そのときの泣きっぷり。

「ぼええええ〜〜ぼええええ〜〜」って
謎の動物のような鳴き(泣き?)声です。
その泣きをみるだけでこちらは大笑い。

しかも「ぼええええ〜〜」って泣きつつ
いいセンテンスを思いついたら
「チーン」って鐘がなったかのような
会心の笑み。作家の業というかなんというか、
そのあたりの表情がすっごくうまい。

とまあ ちょっとだけエピソードを書いてみましたが
コメディ部分はほんと、素直に笑えます。
ただラブストーリー部がつまらないんですなあ。

浮ついた恋だけしてきて本当の恋を知らなかった男と
離婚を経験してキャリアをつみ、固い殻にとじこもった女。
そんなふたりがひかれあって、次第に変わっていく、
というのはわかったんですが
その恋のありようがまんま若者の恋。
童心に返ってというか、若いときのようなときめきを再び!
でいいのですが、そこにシルバーならではの深みというのも
感じたかったように思うのは贅沢だったのかなあ。

特にダイアン・キートンおそらくハリウッドでは
珍しく整形もせずに自然に老いにまかせていると
おもわれる顔面で、それはとてもいい顔なのだから
そういう大人の女の部分、
年をとったからこそ楽しめる部分というのも
見せてほしかったとおもうんだけど
このエリカ、いまいちそういう深みのない人だった。

まーでもかなり笑えたからいいんですが。
ほのぼのしたし。

しかしキアヌ・リーブスは微妙でしたなあ。
エリカに恋する医者の役なんですが
なに?なんつーの?
(小声で)大根・・・?
いや、ラブロマンスに向いていないと
いうのか、表情が乏しくて
どーもなーーー。
もっと話に絡んでくるべき役だったとおもうけど
あまり絡まないのはそのあたりに理由があるのでは
と邪推中。

エリカの娘役マリンを演じたアマンダ・ピート は
割と可愛くてよかったです。

で、お話は多少のごたごたがありつつ
最後はさわやかにしめくくられ
ハリーとエリカの恋は再スタートするわけです。

余談ですが
「ジャックはいいおじいちゃんになってしまったのう」
とぼんやりと思いながらラストの
エリカ、ハリー、マリン、マリンの夫、マリンの子供で
楽しくレストランで食事するシーンをみておりました。
小さな赤ちゃんを抱っこするジャック・ニコルソン。
これを見てこう思いました。

「ジャックが赤ちゃんをあやしている!
うーむ本当にカドがとれて丸くなったなあ
ジャック・ニコルソン。
でも・・・・・・赤ちゃん食べちゃいそうだなあ。
ただじゃすまない気がするだ。」

と 思った瞬間
ジャックが赤ちゃんの手をパック〜〜〜ン!!

ぎゃーっはっはっはっは。大笑いじゃ!!!
噛んじゃったよ!
期待を裏切らないなあ。
それにありゃ縁起いいわ、だってジャック、
獅子舞みたいなんだもん、顔が。

そゆわけで、かなり楽しめます。
わりとオススメ。

【くるっぱー】

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Comments

が・・・顔面凶器(大爆笑)!!!!!
なんて素晴らしい表現をなさるの!!??

喋る下半身役といえば、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
のときもなかなかガっついてましたが、
今回は、角がとれてましたね。
でも、「アバウト・シュミット」とは違って、
まだ♂の匂いがぷんぷんする。

そうなんですよ・・・・キアヌには困ってしまい、
あえて触れませんでした(爆
ハンサムであるという条件は満たしてますが、
ジュリアンの苦悩は特に描かれてませんね。
あっさりひいてしまう程度のものだったのかな・・・?

キアヌは、あの整いすぎた、どこか自己中心的な顔立ち
を最大限に生かした、「JM」がいちばん好きです。

Posted by: ルー | February 22, 2005 at 07:56 PM

ルーさん コメントとTBありがとうございました。

>でも、「アバウト・シュミット」とは違って、
>まだ♂の匂いがぷんぷんする

ほんとほんと!ニコルソン氏最近は軽めの映画
ばかりご出演ですねえ、まだまだこってりしているはず
と、睨んでいるのですがどうなんでしょうか。

キアヌはねー・・・
綺麗なんですけどねー・・・。
「雲の上で散歩」だったかな、タイトル、あれも
つらかったです。
「スィート・ノーベンバー」でしたっけ?あれも・・・。
キアヌ氏は恋愛ものは
やめておかれたほうがよかろうと思います。

Posted by: くるっぱー | February 23, 2005 at 01:39 AM

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