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November 23, 2004

◆ミスティック・リバー (クリント・イーストウッド)

くるっぱー的採点板:[★★★☆☆]

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原作本:ミスティック・リバー/デニス・ルヘイン

2003年/アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
出演:ショーン・ペン、ティム・ロビンス
   ケビン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーン
   マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローラ・リニー

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

2004年度アカデミー賞主要2部門受賞の
本作ですが、すみません、あたしゃもう二度と見ません。
つまらなかったとかじゃないです。
二度見たほうが頭の整理ができそうなんだけど
重いわ長いわ、ワタクシの脳に対しては
負荷が大きすぎますの。

人生に不条理はつきものだし
時として運命は残酷だし、映画に常にハッピーエンドを
求めているわけでも、なにかいつも教訓めいたものを
得たいというわけではないのですが、ね。

あらすじは・・・・・

少年時代、遊び仲間だったジミー、ショーン、デイヴ。
あるとき一緒にいたずらをして遊んでいると
それを見咎めた警官にデイヴが車で連れ去られる。
実は警官ではなく変質者でデイヴは4日間にわたって
性的虐待を受けてしまう。
それから25年後、ジミーの娘が何者かに殺される。
刑事になっていたショーンが事件を担当することになり、
容疑者にデイヴがあがってくる。
悲しい事件の元に3人の運命は再び交差していくことになる。

まず第一に、
演技巧者ぞろいで息がつまります。
みんな確かに巧い。
ティム・ロビンスもショーン・ペンもアカデミー賞とるだろうさ!
ふたりとも得意分野で確実に点を取ったって感じだけどね。
そしてもう一人。
私の愛する鼻の穴「ケビン・ベーコン」。彼が出ていたために、
ストーリーの実際の展開を無視して、私の心の声が

「あんたが悪いやつじゃろ?なあ?そうじゃろ?」

と最初から最後まで、囁きつづけてくれました。
鑑賞の邪魔でした。
あ、心の声が邪魔だったって意味ですが。
彼にもなんか賞やって欲しい気がするですね。
いるだけでストーリーをミス・リードしてくれる彼。

さて、二度と見たくない理由は 別に
ラストで哀れなティム・ロビンスが誤解で殺されたからとか、
その直後に真犯人わかっちゃって後味悪いから
とかではありません。

最後の最後になって「キナ臭さ」を感じたためです。
ジミー(ショーン・ペン)の奥さんの台詞で。

そこにいたるまでは人間ドラマとして見ていて、
悪くないと思っておりました。
トラウマを抱えて生きる人間たちの不条理な運命の
ドラマとして。なにかを守ろうとする為になにかを
失っていく人間のドラマとして。

しかしあの奥さんの台詞。
正確に覚えてないのでなんですが
「愛するものを守るためなら何をしてもいいのよ
 あなたはこの町の支配者 うんぬん〜」
のくだり。
とってつけたようなアレ。
うーん。

どうにでもとれるけど・・・。
いろんな意味に。

そんなこと言われているショーン・ペンの背中の
十字架のタトゥーがまたなあ。
十字架しょってますか、そーですか・・・。

そしてあのパレードでのしょぼんとした
殺されたデイヴの息子の姿。未来の復讐者の
姿にもみえたりして。

ま、見る側がどう受け取るかは自由だよ
と、ぽんとボールを放り投げられたってとこなのかも
しれませんが
映画では結局、弱かったものが無実の罪で
殺されて、殺した側は「だってあいつ悪い奴と思ったんだもん
しかたないな。だろ?」と、なんだかんだと悩んだ顔して
自分を肯定、裁くはずの人間は見てみぬふり。

「つらいけどさあ、人生こんなものなんだよ。」

と 言われているとしたら、やーな感じです。

ま、二度見ないけど、もし見るとしたら
今度はケヴィン・ベーコンを疑いながら見ないですむので
もう少しじっくり考えられるかもしれん とは思ったりもします。

【くるっぱー】

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