◆イージー・ライダー (デニス・ホッパー)
ヤココ的採点板:[★★★★☆]
![]() | DVD:イージー★ライダー コレクターズ・エディション → Amazonで詳しく見る サントラCD:イージー・ライダー — オリジナル・サウンドトラック/ステッペンウルフ、ザ・バーズ他 関連本:『イージー・ライダー』伝説—ピーター・フォンダとデニス・ホッパー/谷川 建司 |
1969年/アメリカ
監督:デニス・ホッパー
出演:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー
アントニオ・メンドザ、ジャック・ニコルソン
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<!!注!!ネタバレあり>
観たことなくてもみんな知ってる60年代の金字塔、
ハーレー乗りのシンボル『イージー・ライダー』。
だいたい、ボーンツービーーワイルドだから。
そんでもって「キャプテン・アメリカ」だからね。
ええ、そうですとも!キャプテン・アメリカですとも!!!
カッコ・E==★兄貴、ついていきます!!!
そして忘れてはいけない、つーか無視できないのは
顔面凶器&狂気・ジャック・ニコルソンの存在感だ。
とっても若いジャック・ニコルソンはなにげに2枚目で
凶器っぷりは若干低いのだが、狂気は十分感じられ、しかし
ハンサムと顔面の間を行ったり来たりしているようで
非常にむずかしい。
そう。いかなるロードムービーが出てこようとも
やっぱり『イージー・ライダー』は不動にカッコEのであった。
はん"=========っ、にッ、にッ。(←後述参照)
キャプテン・アメリカと相棒ビリーは大麻の密輸で大金を手にし、
自由を求めて旅に出る。チョッパーバイクにまたがって、
フロンティア精神のルーツ・南部へ。
途中出会ったヒッピーに仲間の元へ連れて行かれるが
自由の意味が少々違っていた2人はコミューンを後にする。
その後、通りがかりの街でパレードに混じりバイクで行進したら、
規則違反でブタ箱に放り込まれてしまう。
そこで出会った弁護士ジョージと意気投合し、3人でで謝肉祭に
向かうが、自由を体現する彼らの姿は人々の反感を買う。
ある夜、村人が野宿する3人を襲撃し、ジョージは惨殺される。
残された2人は悲しみのうちに旅を続けるが、最後には2人も、
国境から出すまいとする農夫達の銃弾に倒れるのだった。
自由って一体、なんなんだ・・・?
というわけで、ストーリーはシンプル・テーマはフリーダム。
自由が保障されているはずのアメリカで自由探しをしたら
あっさり殺されてしまった、っつー
身も蓋もない話ですが、しかしマジメな話。
つい先日この映画を観て、なんだかしんみりしてしまったの。
「自由の国アメリカ」。
なんかねえ、図らずも今、まさにタイムリーじゃないですか。
そう、今またこの映画を観ることをオススメしたいのだ。
アメリカってやつは、なんというか 他のどの国よりも
「自由の死守」にこだわり、考える性質があるような気がします。
インディアンにしろ黒人にしろ、排斥あってのフロンティアつー
国の成り立ちも関係しているのか…予め不自由ない自由だったら、
わざわざ内省したり考えたりしないもんね。
自分たちの枠を作って、マイノリティを省いた上でなら、
いくらでも自由にしていーよ、と。
そしていつも、逆襲におびえている。結果、保守を強めていく。
もちろんどこの国でも民族でも、そんな血の歴史はあるわけだけど
ことアメリカは、自意識過剰なまでにそこんとこが強いよな。
誰も聞いてないのにわざわざ「自由だ」を主張して
なぎはらわなくったって、もともとあんたは自由だよ!
ワタシも自由、それでいいじゃん!と思うのだが…
って、最近のアメリカ国家の話をしているようですが
これまったくそのまま、本作の話でもあるわけで。
60年代の映画なんですけどねえ。
ちっとも古くないですよね、いろんな意味で。
そんなことはさておき、やっぱキャプテン・アメリカですよ。
あれだね。チョッパーのハーレーは
ニッポンで乗ったらいけません。不良のシンボル、
遠ーーーーいー前輪に、意味なく長ーーい虫のよーなハンドル!
機能性・まったく・無視!!
だってあーた、日本の道は渋滞よ、渋滞。
よろよろすりぬけながらなんて、ださいって。
星条旗ヘルメットを被る勇気がないやつぁ乗るな!ともいいたい。
そしてもみあげを末広がりに太くする勇気がないやつぁ!!!
ちなみにワタシは、ハーレーは
昔のスポーツスター以外好きじゃありません。
あとはしつこいよーだが、ジャック・ニコルソンです。
ワタシもくるっぱーも、毎回毎回
飽きもせずにジャック・ニコルソンにこだわりますが
もー、好きとかキライを超えてる気がする。
本作ではアル中弁護士の役ですが、こいつがまたおかしくて
なにかっちゃごぶごぶっと酒を飲み、気合いが入ると、
「はん""=========っ!!にッ、にッ!!!」と叫んで
肘をくいッ、くいッ と曲げるのだ。しかも満面の笑顔で。
これがもーあーた、息の止まる爆笑もので、
またもや我が家ではニコルソンごっこが流行ってしまっている。
にっにっ。にっ、にっ。はん""=========っにッ、にッ。
ていうかこれで★1っこふえてるな。
そんなこんなで、肝心の「自由」の描かれ方が
なんつーか「オレ自由」みたいな、腕時計捨てて大麻みたいな、
微妙にチープで気恥ずかしくなるので、満点ではないけれど
それはそれで雰囲気もばっちりカッコイイし、
好きな映画です。大声で言うのは恥ずかしいが。
【ヤココ】
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Comments
くるっぱー的採点板:[★★★★☆]
若気のいたり集大成の名作ですなあ。
この映画もそうだけど
あの時代のハリウッド映画っておもしろいの多い。
それまでの型にはまった映画からはみだして
ストレートにいろんなことを訴えかけてくる
強さがあって。それが今のハリウッドを思うに
いつのまにかあの時代の熱さがなくなってる。
あの時代こそが「若気のいたり」だったというのでしょーかな。
反抗期はおさまるものだ というか
反抗しても無駄なのか と 若者は年をとって
思ってしまったのか。
あの時代にアメリカの自由ってなんだ?!
ってアメリカの若者が模索したのって
とても大事なことだったと思うんだけど
ヤココの言うように
「排斥あってのフロンティア」
その罪を正当化するかのように「世界の警察」を
標榜しているアメリカにもう一度
こういう若気のいたりムーブメントはおこらんのだろうか
なんて思うけど
「若気のいたり」ちゅうくらいだから
それはつぶされてしまう運命なのかなあ。
ピーター・フォンダも
デニス・ホッパーも顔面ジャック・ニコルソンも
若いよなあ。
どーでもいいけど
この映画を見たのはずいぶん前だけど
予備校の先生に
「女にはわからねーよ」と言われずいぶん
腹が立った記憶あり。
「はん""=========っ!!にッ、にッ!!!」
【くるっぱー】
Posted by: くるっぱー | November 20, 2004 at 01:24 AM
イージーライダーという作品は僕らの世代(30代)からすると一昔前の作品だという印象が強く、ご指摘されていた通りの、じゃっく先生の「はん======っ!!にッ、にッ!!!」やぴーたーのアメリカヘルメットのため、今の十代の子達に見せたらかなり笑われてしまうと思います。 ただあの素晴らしい音楽(born to be wild、the weight、etc・・)、特に印象深いのがラストシーンでの燃え上がる炎(表現がおかしいのですが激しく静かな)の後にさびしく流れる「イージーライダーのバラード(ザ・バンド)」はゾクゾクッときました。前述したザ・ウェイトもボブ・ディランのバックバンドをしていたザ・バンドのナンバーです。 ドラッグのトリップ場面の映像表現も良く、やっていることはとても刹那的でいきあたりばったりなのですが、あの時代のあの国は、ああだったのだろうことは自然に受け入れることが出来ます。 むしろすがすがしさを感じました。死は青春の終わりのイメージなのでしょうか。「ターミネーター2」のしゅわ知事のバイクシーンをみていても、スタイルとしてヘルスエンジェルやピーターとあまり変わりがないように思います。 ロードムービーとしては最高峰!!! でもリンチのストレート・ストーリーののんびりも良いです。 前回はご迷惑をおかけしました。
Posted by: pulp | January 15, 2005 at 01:20 AM
pulpさん、コンニチハ。
いつもコメントありがとうございます。
そう、イージーライダーは
音楽がまたかっこいーんですよねっ。
精神的ロケンローとゆうのでしょうか。
そして、古くささも逆に良いというか
良い具合のくすんだ色味で、あのトリップシーンも
ばっちりサイケにはまっていて。
あーいうシーンを今作ろうとしたら
すっげーちゃらくなっちゃうんだろうなー、トカ。
ワタシもあの時代はリアルタイムで知りませんので
だからこそ時代そのものに不動のかっこよさというか、
あこがれみたいなものがありますねー。
【ヤココ】
Posted by: ヤココ | January 15, 2005 at 01:46 AM
ンポココ的採点板:[★★★★☆]
アメリカの「自由」の過渡期を描いた作品ですよねこれ。
派手なバイクに乗って気ままにヒッピー旅をする、とか
髪をのばす、とか、なんでもないことだけどこの映画の中では
それが出来てない人に「おまえの自由はそんなものか」
と言ってる事になる。言われた方は「おれだって自由だ」
という事を証明するためバイカーを殺すと。
中学生の「なんだコラなまいきなんだよコラ」ってのと
同じようなレベルに見えますが、自由の国を銘打ってる
国の、自由こそアイデンティティである人種にとっては
一歩も譲れない問題だったんですなきっと。
過去形で書いたけど、末端文化でなく国家レベルで
いまだにそういうスタンスのアメリカ。ある意味すごい。
私もバイクをこよなく愛する者ですが、チョッパーは
嫌いです。にっにっ。
【ンポココ】
Posted by: ンポココ | January 18, 2005 at 11:08 AM