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November 19, 2004

◆花と蛇 (石井隆)

くるっぱー的採点板:[★★☆☆☆]

DVD:花と蛇
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原作本:花と蛇 (上)/団鬼六
花と蛇 (中)/団鬼六
花と蛇 (下)/団鬼六

2003年/日本
監督:石井隆
出演:杉本彩、野村宏伸
    石橋蓮司、遠藤憲一
    未向、伊藤洋三郎
    寺島進

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

原作は「団鬼六」、監督は「石井隆」、この時点で
すでに相当濃い味の予感なのですが
主演「杉本彩」ということで、見る前から
気のせいかもうおなかいっぱいに。

しかし学生の頃、石井隆の「名美」のシリーズの
漫画にはまり、団鬼六先生にもちょっと
はまった私としては、この映画機会があったら
見てみたい一品だったので
胸焼け覚悟で見たのでありました。

人間はもともと本能の壊れた動物なんて
いいやすから、本能に基づくはずの性の営みにも
幻想を必要とするのでござんしょう、
それがどういう類であろうと簡単に
アブノーマルといって切って捨てるのは
無粋ってもんで、では
この濃い面子からどのような性の幻想を
見せていただけるのかと思ったのですが

一言でいうと
「杉本彩によるSMカタログ」

エロかっつうとそら、エロ。
SMかっつうと、そら、SM。
なんだけども~ 綺麗に画を撮りすぎてて
あくまでもカタログっぽく、なんですなー。

社長令夫人にして
世界的タンゴ・ダンサーで不感症の静子が
借金のかたに売られて、セレブの秘密倶楽部で
ショーを見せるために調教されるっていう
典型的なお話なんですが

プライドの高い令夫人があれやこれやの
辱めを受け、自我を捨て忘我の世界に・・・
って いうはずですが
どーーーーーーーーも。チ・ガ・ウ。
杉本彩への私の偏見でしょうか。
飼いならす前にすでに心を開いているよーに
思えていけません。
いきなりマインドをオープンしてはいかんです。
そういうつもりはないんだろうけど。
いやがってる演技もしてはいるんだけども~。

とはいえ、だめってわけじゃないんですよ。
すごい体当たりの演技。
体もきれいだし、全編ほぼ裸同然だし
縛られてて痛そうだし、頑張っているのが
伝わってきます。
自分から「石井隆監督の映画に出たい」
って言ってきただけの気合は感じます。
利尿剤を飲まされるシーン、私は本当は
ジュースかなんか飲んでるんだと思ったら
本物飲んだらしいし、
本気とかいてマジと読むくらいの熱演なんだけども。
熱演しすぎなのか。本気すぎなのか。
こちらの先入観と偏見が悪いのか~~~。

さらにキャスティング関係で文句を一言、言わせて
頂くと、夫役の野村宏伸。
私としては80年代以来久々に顔を見て
変わってないのにびっくりしたつうか
まだいたのか だったのですが
演技が・・・・・・・・下手とか巧いとか以前の問題で・・・。
あれ、わざと?ねえ、わざと???
と、にじり寄って聞きたいくらい下手で
微妙にこちらのテンションがあがりかけたところで
毎回冷や水かけてくれるわけですが
他のキャスティングはわりとはまっているので
彼だけ異質すぎて、困ります。
観客を困らせてどうするんだ、これも観客を
巻き込んだSMプレイの一環かと
問い詰めたくなるくらい困らされました。責め苦でした。

そんで、この原作(長いんですよ)は
私は読んでないのですが
ほんとにタンゴ・ダンサーなんでしょうか?
この令夫人。映画用の設定なのかな、どうしても
某バラエティ番組のダンス部の杉本彩を思い出して
いらんとこで笑えてしまうのも問題です。

とにかく、総じて「綺麗」なんですね。
とっかえひっかえ衣装を変えられては
ひんむかれる杉本彩ですが、「綺麗」。
変な話ですが安心して見ていられる。

それがよかったのかどうか。
でも杉本彩は満足したんだろうなあ というのが
うかがえた作品ではありました。

面子の割にディープじゃないけど
そこそこエロくて綺麗だよ ということで。

【くるっぱー】

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「花と蛇」シリーズは言わずと知れた日本のエロス文学の古典とされている作品である。 日活ロマンポルノで映画化された谷ナオミ主演作は、今もなお名作と語り継がれている。 今回の杉本彩主演、石井隆監督による映画化は一作目がセンセーショナルな話題となり週刊誌の袋とじ..... [Read More]

Tracked on May 31, 2005 at 12:29 PM

Comments

んなるほどっ。
この感想を読むに、観る気はしないわねー。
ストーリーをみると、陵辱と開発の楽しみってヤツ?
それが醍醐味なわけでしょお。
だのに、杉本彩…。

ほんと、演技観る前から想像つくっつの。
杉本彩はきれいだけど、エロのテイストがラテンですもの、
楽しくも何ともないよねえ。
確かに、ラテンの国だったら
あのくらいのパンチでもいいのかもしれんが
ここは慎んでこそいやらしい、のニッポン。
彩ちゃんのやる気はかわいそうに、
笑いにすらなっているというか。
なんかのテレビでエロッぷりを披露してた時も、
キメのポーズでなぜか笑われていたしな。
だめじゃん!エロと笑いは絶対に共存しないし!

『昼顔』じゃないけどさー、
どーみてもお高くてノーブルなご婦人が
どんどんこう。。。ってとこに、ねえ。
黒木瞳あたりにやってもらったら楽しそうだが、
絶対にそれはありえんだろうな。
それなりに想像ついてしまうけど、高島礼子はどう?
高島礼子なら、おやじ達がこぞって映画館に
つめかけたのではないだろうか。大ヒットしたりしてな。
そんであながち彼女なら、ありえなくもなさそうな気がするの。
なんといってもだめんずの妻だし。


どうでもいいけど ワタシも学生の頃、
しこしこと古本とかで石井隆の「名美」シリーズ、
集めくさってたんですけど。
そんでもっていまだに後生大事に持っているのって
ヤバイ?ねえ、やばい?
いいかげんサブカル(死語?)がハズカシイのはやまやまだが
今さら勿体なくって手放せないのだった。

そんでもって
団鬼六だったら山口椿の方が好きなワタシ。
へ〜ん〜た〜い〜〜〜〜。

【ヤココ】

Posted by: ヤココ | November 19, 2004 at 08:10 PM

私も黒木瞳に一票。

桃井かおりはどうだ と
一瞬思ったが

「おねがいでずぅ。がんにんじでぇ」
って鼻声で言われそうなので心の中で却下。

【くるっぱー】

Posted by: くるっぱー | November 20, 2004 at 01:26 AM

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