◆コール (ルイス・マンドーキ)
くるっぱー的採点板:[★★☆☆☆]
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2002年/アメリカ
監督:ルイス・マンドーキ
出演:ダコタ・ファニング、シャーリーズ・セロン
ケヴィン・ベーコン、スチュアート・タウンゼント
コートニー・ラヴ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>
ウルトラマンが正義の闘いをしているときに
どんがらがっちゃんと壊すビルヂングは、
一体誰が損害賠償するんだ と
子供の頃、気になってたまらなかった。
そう、私は本筋より瑣末な部分が気になる女、くるっぱー。
この映画のラスト、気になるのはまさに
そういう部分だったわけなんですな。
キャストは豪華。
『I am サム』以来、次から次に映画に出演している
天才との評判も高いダコタ・ファニング嬢。
私の大好きな鼻の穴俳優ケビン・ベーコン。
太ったりやせたり忙しい女デ・ニーロ、シャーリーズ・セロン。
そして私の愛してやまないイカレポンチ、コートニー・ラブ!!
もーねー 見ないわけにはいかんちゅうか。
この映画、彼らをひとりひとり楽しむには
けっこういい映画だったんですよ。
それぞれけっこう期待どおりに熱演?してて。
でもストーリーが雑すぎ。超雑。
お話は「誘拐もの」サスペンス。
犯人は、誘拐する標的の家族をそれぞれ別々に拉致して、
30分ごとに連絡をとりあうわけです。
そうすることで、警察などに連絡させずにお金を奪って
24時間以内に犯罪完了、誰も殺さずお金を奪う完全犯罪。
ってことなんですがーーーー 犯人達はそれまでに4回、
この手で成功してるってことになってます。
で ダコタ・ファニング誘拐に際して何故失敗したかっていうと
彼女が重度の喘息患者だったということを犯人がしらなかった
ってことがそもそもの原因なんですが
(↑そのせいでどんどん計画がずれていく)
「なんでそれくらい調べとかんのじゃ!!」とまず思うわけです。
なぜなら 行き当たりばったりの犯行ではなく、実は犯人チーム、
ダコタ・ファニングの父ちゃんが我が子の死の原因だ と思っていて
恨んでいたからなんですね。「復讐」を兼ねていたんです。
なら調べとけよ。だってけっこう他のことは調べてるんですよ。
そんで一番大事なこと調べんでどないするっちゅうねん。
まあ でもそのあたりはどーでもいい。
ケビン・ベーコンは「娘の死」に怒りを覚えて
犯行をしている男のはずなのに
シャーリーズ・セロンと一発やるのを楽しみにしている
変態にしか見えなくても。

(↑これも説明がいるかと思うのですが 彼、その前の犯罪でも
拉致った奥さんをレイプしたようなんですよ。
「あっちのほうもよかったぜ へへへ」なんて
回想シーンで言ってたし。でもそれって
自分の子の死と関係ない誘拐での話のようで
恨んでいる男の妻を犯して復讐っていうより
誘拐した女全部やってる って感じにとれちゃうので
ただエロく感じるんです。鼻の穴ひろがってたし。)
一番「どーだろ それ??」と思ったのはラストあたりの展開。
それまでは一応心理サスペンス風だったんですけど
いきなりスチュアート・タウンゼント(お父さん役)、娘を助けようと
セスナで他の車のことなんかおかまいなしに路上に着陸、
もちろん大交通事故を招いちゃうわけですよ
いろんな車にぶつかりまくり、ありゃ相当死者出てるね。
どんがらぐあっしゃん ぼーぼーぼー(←火の燃える音)
どっかーーーーーーーん ばぼんばぼん。
はっきりいって それまでの流れからいくと
唐突。無茶。
それに乗じて
なんかケビン・ベーコンもわけわかんないこと言い出し始めて
(↑「俺達は家族になるんだーー」) なんかもうこっちは苦笑。
みんなしてわけわかんなくなってるんですけど
見てるこっちのほうがわけわかんなくなるっつーの。
完全犯罪の「か」の字も見当たらない「完全犯罪ドラマ」。
そういう意味ではおもろかった。
撮影現場で
「やっぱどかんといかないとだめじゃん?」
「あ、やっぱー?」
「やっちゃう?やっちゃおかね、やっちゃった。」
って感じで撮影したのでは??
と 考えちゃうほど安易で唐突なラスト。
出てる女優・俳優のファンでなければ
相当つまらない映画に思えることでしょう。
私はコートニー・ラヴ様がまたいい具合だったので
ちょっと★増やしましたけどね。
【くるっぱー】
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Comments
事故凄かったですね。知り合いがあの辺に何人かいて
当日は結構電話をかけていました。
幸い僕の関係者はみんな無事でした。
映画でも特にアクション物ではこんなシーンが良くありますが
実際に起こるとかなり恐ろしいものです。
さて「コール」ですがあれだけ良い俳優陣を使っている割に
何か物足りない点がありましてそれはおそらく
脚本の不出来にあると思われます。
良い俳優、潤沢な資金があってもそれを上手く調理するには
腕のいい料理人とどうやって作るかという「レシピ」がとても
重要であり「脚本」はまさに「レシピ」なのです。
せっかくの素材を活かしきれていない。そんな感じの作品でした。
何でいい感じでテンションもまあまあだった「サスペンス」を
わざわざ二流の「アクション」にしてしまったのかが
とても悔やまれてしまいます。
映画ファンの中には最初から犯人がわかっているのは
つまらないという人がいるかもしれません。
しかしこれは「サスペンス」であり「ミステリー」ではないのです。
動機に関してあとから復讐という「ミステリー」的な要素が
唐突に出てきますがこれのせいでそれまでの
「サスペンス」の緊張感が一気に崩壊して「アクション」に
身を落としていってしまいます。
ハリウッド的にはラストに派手さがないと宣伝しにくい
のかもしれませんが作品を壊してまで無理やりに
「アクション」にする必要性がありません。最近とても
ラストで崩れていく作品が多すぎるのが気にかかります。
Posted by: pulp | April 29, 2005 at 09:52 AM
pulpさん こんばんは。
>作品を壊してまで無理やりに
>「アクション」にする必要性がありません。
同感です。そういう映画が多くて
もったいない と思うことが最近よくあります。
「おとな」が、じっくり見ることのできる、
何度も繰り返し見ても楽しめる。
そんな映画をもう少し見てみたいですね。
Posted by: くるっぱー | April 30, 2005 at 11:07 PM