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June 11, 2004

◆フォーン・ブース (ジョエル・シューマカー)

くるっぱー的採点板:[★★★★☆]

DVD:フォーン・ブース
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2003年/アメリカ
監督:ジョエル・シューマカー
出演:コーリン・ファレル、フォレスト・ウィテカー
   キーファー・サザーランド

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>

81分間ほぼ無駄なし、テンポもよく、かなーり楽しめました。
大げさな銃撃シーンやカーチェイス、残酷な殺人シーンが
なくても、アイディアひとつでおもしろいサスペンス映画が
作れるものなんだ、 と感心いたしましたですよ。

主人公を演じるのは顔面がかなりお猿のほうに歩み寄ってると
いうか、はっきりいって「猿顔俳優」のコリン・ファレル。
どの映画を見てても、そのナチュラルな猿顔が気になって
ストーリーに集中できなくなるため、常日頃は苦手な俳優だったのですが
今回はかえって猿るるるなお顔でよかったかも。

彼は口八丁でショウビズ界を渡り歩く、そこそこやり手の宣伝マン。
いつも携帯を肌身はなさず口先だけで仕事をしています。
映画冒頭の短い時間で彼のひととなりを紹介するわけですが
そのあたりも大変上手い。
なんだかチンピラ風な派手なスーツや歩き方,喋り方で
主人公の性格が大体見えてきます。

そしてお話はすぐに本題に入ります。
携帯の着信を奥さんにみられたら困るので主人公の
ステュはわざわざ電話ボックスで 浮気したいと思っている
女優に電話をかけます。話し終わったらすぐにまた
電話がなるので、ついうっかり取ってしまったら・・・。

「電話を切ったら殺す」

と、こーなるわけですね。

ここからはほぼ全編電話ボックスの中だけでお話が
進行していきます。
電話を切ろうとしてもライフルが自分を狙っていて
ステュが言うことを聞かないと他人に対しても照準を
あわせてくるので、逃げるに逃げられません。
敵はどうやらステュの全てを
調べ上げていて、彼の常日頃の行いについて糾弾してきます。
「犯人は一体誰?」という興味もどんどん募ります。
(↑ただしこの点についてのオチはありがちでいまいち)

そうしてるうちに関係ない人が殺され、その罪をかぶせられちゃうし
不倫(未遂)は奥さんに懺悔させられるし
ステュは散々な目にあいます。

最初は強気だった彼が、どんどん追い込まれ、汗だくになり
混乱していく様子は
「ウキッキーーー!!」とパニックを起こしている
お猿のようでこちらもいっしょに
「ウキッキー!!」です。初めて彼の猿顔が苦にならない映画だった。
いや、ほんと。

しかし
お猿コリンの熱演のおかげで
ぐいぐいお話に引き込まれていき飽きません。
大都会で誰もが見ているのに密室劇。
いやあ、よく考えたもんです。
最後お話の締めくくり方は無難であっけないですが
まあいろいろ話を複雑にされすぎちゃうより
よかったと思います。

「パニック・ルーム」でも好演していた鶴瓶師匠似の
フォレスト・ウィテカーも、なかなかでしたしね。

期待せずに見たので、ちょっと得した気分。

【くるっぱー】

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