◆10億分の1の男 (ファン・カルロス・フレスナディージョ)
くるっぱー的採点板:[★★★☆☆]
| DVD:10億分の1の男 デラックス版 → Amazonで詳しく見る |
2002年/スペイン
監督:ファン・カルロス・フレスナディージョ
出演:レオナルド・スバラグリア、マックス・フォン・シドー
ウセビオ・ポンセラ
official site
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<!!注!!ネタバレあり>
大地震でたった一人生き残ったフェデリコは
ナチの強制収容所から生還して大きなカジノを経営している
サムに引き取られ、育ててもらう。
成長した彼は「他人の運を盗む」という才能を持ち、
カジノでバカ勝ちしている人がいたら、その人から運を盗み
カジノの損を救っていたのだ。
しかしフェデリコはサムに黙ってどこかに逃げようとする。
サムは、そんなフェデリコを抱きしめ、彼の特殊能力を奪って
砂漠に彼を放り出す。 それから7年後・・・・・・・・・
「運」という目にみえないものをテーマに扱った
サスペンスドラマ。つかみはオッケーで、設定もおもしろかったが
サスペンスの部分とドラマの部分がうまくかみあわずにどちらも
中途半端に終わったかんじ。
お話はこのように続く。
7年後、フェデリコが、航空機事故から唯一生還した
トマスという犯罪者に出会ってあるゲームに参加して
勝てば大金と自由が手に入るぞ と、唆す。
そのゲームとは強運の持ち主のみが参加できる
ゲーム。参加者は賭けるものを写真にとって
いろんなゲームをする。
最初はたいしたゲームではないが、勝つにつれ
賭けるものがどんどんでかくなってくる。
そうです、当然最後は命を賭けることになるんです。
最後のゲームで闘う相手は30年負けなしの超・強運の男。
それが実は「サム」で最後のゲームとは
いってみればロシアン・ルーレットみたいなもの。
トマスは最後のゲームに勝てるのか?それとも。
やー、運。人間の努力などではどーにもできない代物。
それをこういうかたちで目に見えるものにして
映画にしたのか というおもしろさはあります。
しかしそれぞれの人物を駆り立てている動機が
いまいち弱くて話しに入り込めぬままラストに突入されちゃった
というかんじ。 ちょっと待ってぇ〜(←わたちのココロの声)
運うんぬんというより 私は「親子関係」の映画のように
ちょっと感じました。
サムとフェデリコは言ってみれば父と子のような関係。
全てを譲る気でいたのに飛び出そうとするフェデリコから
サムは全てを奪います。
フェデリコはサムに匹敵するような強運の持ち主を探しては
ゲームに参加させ勝たせようとします。
サムが負けるということは「サムの死」を意味します。
「父親殺し」の物語なのですね。
ラスト、それまであたかも超越者のように
「死」と無縁だったサムが死んでしまったとき
フェデリコは彼の目をそっと閉じてあげます。
その時の彼の表情はなんともいいがたく、そこだけ
ちょっと ぐぐぐ とはきましたが、
うーーーん 全体的にはいまいち。
映像もそれなりに美しいですがなんかいろんな要素が
ちぐはぐなのねー。
でもやたら「サム」やってる人が存在感あると思ったら
名優でしたよ。
Max Von Sydow (マックス・フォン・シドー)
第七の封印(1957) 、野いちご(1957) 、処女の泉
エクソシスト(1973) 、砂の惑星(1984)
ペレ(1987) 、ハンナとその姉妹(1986)
レナードの朝(1990) 、マイノリティ・リポート(2002)
に出ている方です。見たことあると思うはずだよ
さんざん見てるたのね、あたち・・・。
【くるっぱー】
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27057/747822
Listed below are links to weblogs that reference ◆10億分の1の男 (ファン・カルロス・フレスナディージョ):

Comments
あたし、マックス・フォン・シドー大好き!
つーかおれは顔長淡々俳優に弱い気がある。
彼はベルイマン映画ではおなじみだが
エクソシストにも?砂の惑星にも??
へえええ、どの人だったんだろーー。
【ヤココ】
Posted by: ヤココ | June 11, 2004 at 04:14 PM